前回の予告通り、今回は筋肉が硬くてポンプとして弱い状態について、書いていきます。筋肉全般に言えることですが、特に力を入れているわけでもなく硬くなってしまう事があります。その要因は、①その方の筋力に対して負担がかかりすぎる、②冷える、③ケガによるもの、④バランス悪く使うなどがあります。そのタイプごとに対処が違ってきます。
一つ目の「負担がかかりすぎる」のは、スポーツなどで使い過ぎるのはもちろんですが、姿勢などの影響で特定の筋肉に負担がかかりすぎる事もあります。足で言うと、腰をかばう姿勢はすねの筋肉(前脛骨筋)を硬くします。このタイプはマッサージ・揺らすなどで緩める、温めるなどが有効です。
二つ目の「冷える」は、熱を逃がさないように筋肉を硬くしてしまう現象です。急に寒くなる時は非常に多く、全身硬くなってしまいがちです。特に長時間冷えるのが良くないので、冷やさない格好にする・温めるのがもっとも有効です。
3つ目の「ケガ」ですが、ケガをすると、身体はその傷が広がらないように動きを制限したいので、周りの筋肉をわざと固めます。状態が落ち着けば温めるのは有効ですが、炎症がある場合は、温めるのは良くないので、その見極めが難しいです。また、わざと固めていますので、マッサージや揺らすのは向かないです。大体は傷がよくなるにつれて緩んできます。
4つ目の「バランス悪く使う」は長くなるので、次回にします。3つ目のケガ以外は温めるのは有効です。寒い冬はお風呂でしっかり温め、筋肉を緩めて性能の良いポンプにしてあげましょう!