今回から、症状別の解説や対処法・重点反射区をまとめたものを書いていきます。まずは眠りの質が良くない状態シリーズです。その1はすでに「お渡し資料」の所で公開していましたが、ほとんど見られていませんでしたので、記事にします。
これらの重点反射区は全体をもむ中で特に意識してもんでほしい部分です。詳しくは「気になる所を効果的にもむ」をご覧ください。また、セルフケアの効果を上げるために、終わった後は水分を摂る(お白湯がお勧め)をお忘れなく。注意点としては、食後1時間以内は消化をする時間で、足をもむには不向きな時間なので、避けるけるようにしてください。
眠りの質(1)
〇 全タイプに共通
基本的に脳も含めた身体全体がリラックスすることが重要です。そのために、自分で出来る方法は呼吸法です。吐く息をゆっくりするとリラックスの神経が高まります。特に寝る前にリラックスしていることが重要なので、意識して寝る前に取り入れましょう。頭寒足熱と昔からよく言いますが、足が温かいと眠りの質が上がります。湯たんぽ、足湯などを利用し、足を温かくして眠りにつきましょう。もちろん、寝る前の足もみも有効です。ただし、あまり熱中して痛くしすぎると身体が興奮して逆効果になるので、ゆったり押しましょう。また、眠る時間も重要で西洋医学の眠りのゴールデンタイムは22:00~02:00で、東洋医学では、23:00~03:00と言われています。眠る時間帯を調整できれば、眠りの質の向上につながります。
〇 脳の緊張タイプ
脳が興奮してリラックスできないと眠りの質が下がります。「前頭洞」(左下)の反射区が関連し
ていますので、しっかり押して強制的に脳の興奮をオフにしてあげましょう。また、パソコンやスマートフォンの光刺激も脳を興奮させます。寝る前の使用は避け、どうしても生活の中で長時間使用する方は「三叉神経」(右下)の反射区も押しましょう。目をよく使う方は顔の筋肉が緊張していますので、それを緩めるために、寝る前に顔に力を5秒ほど入れて(変顔みたいな感じ)、一気に脱力します。15秒ほどそのままにし、リラックスしながら血液が流れる感覚を感じるというのを2,3セット行うのも有効です。