女性ホルモン(ホルモン)

シリーズ3記事目はホルモンバランスの中でも女性ホルモンについて書いていきます。


前回の記事は、脳でのホルモンの調整機能が重要だという内容でしたが、今回は脳の指令を受けるホルモン器官の状態が重要というテーマで、 まずは女性ホルモンを分泌する卵巣について説明していきます。


女性ホルモンの役割ですが、妊娠・出産・月経(生理)・排卵・2次性徴などと関連しているのはもちろん、肌の状態・体温・骨密度・気分なども関連してきます。それらに関連するホルモンはいくつかあるのですが、ここでは代表的なエストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)について書いていきます。


これらは脳下垂体からの指令を受けて卵巣内から分泌されますが、それらが協調して働くことにより妊娠が可能で、排卵や月経のサイクルが成り立っています。その流れですが、月経の後、エストロゲンの影響で子宮内膜が厚くなり、14日後ぐらいに脳下垂体からの指令ホルモンを受けて排卵が起こります。その後、プロゲステロンが分泌され子宮内膜が着床しやすい状態になります。着床しなかった場合は、次の機会に備えるため厚くなった子宮内膜をはがす現象が月経で、また新たなサイクルに入るという流れになります。


それらが順調なサイクルで分泌されるのに重要なのは、脳下垂体からの指令と、卵巣がその指令にしっかり反応できる状態であることです。つまり、前回出ました脳の調整された指令と、卵巣の状態が両方合わさってスムーズに成り立つということになります。これらがスムーズに働くのは妊娠や月経だけでなく、更年期症状などにも深く関わってきますので、とても大事です。


それでは、足もみでそのパフォーマンスを上げましょう! ということで、今回は「卵巣」の刺激です。卵巣の反射区は足の裏側(左下)と外側面(右下)にあります。足裏はかかとの体重がかかる位置にありますので、強めの刺激をおすすめします。青竹踏みやボードにブツブツがついている商品がありますが、それらで踏んで刺激するのも有効です。次回は卵巣がしっかり機能するための他の側面についてです。